歯の再生治療が可能に!治療できる人の6つの条件とは?

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最近、ニュースでもよく耳にする「再生医療」についてご存知ですか?

再生医療というのは 身体において
機能障害や機能不全に陥ってしまった身体の組織や臓器に対して行う医療のことです。

人や動物の細胞というのは 病気やケガをした際に 自ら修復しようとする組織能力が備わっていて、
例えば 火傷をした際になどに しばらくすると患部が透明な液体で覆われ、
最後には傷口が綺麗になっている場合がありますね。これは 身体が傷口を修復しようと細胞が再生機能を働かせるためです。

生物の身体における細胞というものには 優れた能力が備わっているのです。

最近では医療の進歩が進み、
この再生医療というもの新しい治療方法のひとつとして今とても注目されています。

現在では 身体の一部に損傷を患ってしまった際などには
その代わりとして人工で作られた関節やペースメーカーや 医療器機器などに頼らざるを得ません。

臓器などにおける損傷の場合はドナー提供者から臓器を移植するという医療方法もありますが、
リスクもあり感染症を引き起こしたり身体が拒絶反応を起こす事も考えられます。

それ以前に 日本ではまだまだドナー提供者が少ないというのも現実問題としてあります。

もし 再生医療というものが より発達し短な存在となれば
医療器機に頼ることもなく病気も完全に治す事も可能になるかもしれません。

今回は再生治療でも歯にフォーカスして適用可能な人の6つの条件を紹介していきます。

再生に必要な細胞の種類

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一般的に再生医療を行う際に必要となる細胞にはいくつかの種類がありますが、
組織の修復の要となるのに最も大切な「幹細胞」と呼ばれるものがあります。

この幹細胞というものは細胞が分裂して増える時に
自分とおなじコピーを作り出すといった性質( 自己複製能)があり、
また増殖しながらも他の様々な細胞に分化する(分化能)といった事も可能ため 万能細胞とも呼ばれています。

そんな万能細胞を今後はいろいろな病気を治す際のひとつの治療法として現在も研究が進められめています。

歯科医療においても応用できるのか?

今回は 歯科においての再生医療が可能であるのかについてお話しします。

現在の段階においては残念ながら 歯の再生といった治療法はまだ研究段階であり、
今の所は医療現場でも応用されていません。

しかし 歯の周りを支えている歯周組織である歯茎や骨といった
歯の土台の大元である部分においては 実際に再生医療が可能です。

そもそも歯周組織というものは、歯の周りにある歯肉や歯槽骨、歯根膜とよばれるセメント質などを含む組織であり、
この歯周組織が存在するために歯の安定感というものが得られています。

歯が正常に生えるように支えていたり、
物を咬むといった咬合力にも耐えうる非常に大切な機能を持ち合わせているため、

この歯周組織が病気などによって衰えてしまうと 歯がグラグラしたり
腫れて痛みや出血を伴う場合があったり最悪の場合には歯が抜け落ちてしまうという事も考えられます。

それがいわゆる、「 歯周病」と言われているものです。

しかし、口腔内というものは目に見えない細菌が多く潜み 咀嚼する度に、
何かしらの物理的もしくは化学的な刺激を受けやすいため歯周病を陥りやすいといった状態にもあります。

歯周病というのは 自覚症状がほとんどなく、
知らず知らずのうちに病気にかかっている方がほとんどです。

そのため、日本人の成人の8割が歯周病であるといったデータもあります。

歯周病進行の段階

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①歯肉炎

歯周病の初期段階も呼ばれるものです。
歯の根元や歯と歯の間に磨き残しがあると炎症を起こし 歯肉が腫れ出血しやすくなります。

②歯周炎(軽度)

歯肉が腫れるとそこから細菌が入り込みやすくなり、骨を溶かしはじめます。

③歯周炎(中度)

さらに進行し、歯の根の長さの半分までも骨が溶けた状態を指します。

④歯周炎(重度)

歯の根の半分以上を溶かしてしまっている状態。ここまでくると歯を支えている骨が支えきれなくなり、やがて歯がグラグラし抜け落ちてしまう場合があります。

歯周病が進行すると 口臭を伴うだけでなく、
健康な歯が抜け落ちてしまうといった状況も考えられるため 初期段階のうちに 予防しておく事が大切です。

こちらではデンタルフロスを使った歯周病の予防法を紹介しています。
歯周病予防できるデンタルフロスを使った裏技があるよ

 

歯周病は口腔内の病気だけだと思っていませんか??

近年では、歯周病というものが 全身疾患との関連性も強いといった研究結果もでています。
日本臨床歯周病学会によると以下の項目の全身疾患の影響が挙げられています。

①糖尿病

歯周病の病原菌となる細菌が歯肉から血管内に入り込み全身に回っていきます。血管内に入った細菌は最終的には死滅してしまいますが、それらの死骸がもつエンドトキシンという毒素が血液中に残ってしまい、脂肪組織や肝臓から生産される血糖値を下げるインスリンホルモンの働きを邪魔してしまうため、結果として血糖値に悪影響を及ぼします。
その他にも 高血圧、高血糖、脂質異常やメタボリックシンドロームなどの危険性も高まるため注意が必要なです。

②狭心症や心筋梗塞

歯周病の菌が歯肉から血管内に入り込んでしまうと血管内を刺激してしまうため動脈硬化を誘発する物質が発生します。それらが 血管内に増殖すると 血液の通り道が狭くなり、血液の流れが悪くなり 心筋梗塞などの合併症を引き起こす場合もあります。

③低体重児早産

妊娠中に増殖されるエストロゲンという女性ホルモンが歯周病の病原菌の増加を促す働きがあります。特に妊娠後期にかけては歯肉炎が起こりやすい口腔内環境になりやすく つわりなどで普段よりもセルフケアが怠りがちになるため さらに進行しやすくなります。
また、母体が歯周病を患っていると低体重児や早産の危険性が増す事が指摘されています。胎盤を通して 胎児に感染する場合もあり アルコールやニコチン摂取よりもはるかに高い確率で危険度が増すこともあるので、歯科検診などを積極的に受診しましょう。

お口の中のトラブルも放っておくと全身疾患を引き起こす場合もあります。
しかし 歯周病というのは病気の進行をこれ以上ひどくならないように
食い止める予防はできても 一度失った歯周組織が元に戻ることはありません。

しかし幹細胞を用いて再生医療を施せば、歯周組織を取り戻すことも可能となります。

実際びはどういった再生療法があるのかご紹介します。

骨の再生スピード

親知らずを抜いた事がある人であればご存知かもしれませんが、
歯肉や口腔内の粘膜の治りというものは再生スピードが速く気が付いたら傷口がふさがっているなんてことはありませんか?

それに比べて骨が再生するのには骨を作るための細胞が必要となるため、骨の再生には時間がかかります。

本来であれば骨が再生する際に必要なスペースの確保が必要ですが、
歯肉と骨の再生スピードに差が生じてしまうため、歯肉が再生する際に生体の免疫抗体機能が働き、
さらなる物理的感染を防ぐためにそのスペースを塞ごうとしてしまいます。

そうすると骨が再生する場所がなくなり、骨がきれいに再生することが出来なくなります。

そうならないためにも、
骨の上に膜を置いてあげることによって骨が吸収した部分に入り込まないような環境にしていきます。

①GTR法

-Guided TissueRegeneration technique-

歯周組織再生誘導方といい、1982年、S.Nymanらにより発表されたゴアテックスの膜を使用した再生療法です。

歯周病を改善することにより 失った骨や歯周繊維というのは再生しようとするため、
まず 歯周病の原因となる歯垢(プラーク)らの汚染していた組織を取り除きます。

取り除いた後 元々歯垢がたまっていた分のスペースを塞ぐようにして歯周繊維が再生しようと働きますが、
その際に 別の組織も一緒に入り込もうとします。そうすると せっかくプラークを取り除き歯周病の改善を試みても、
処置後の治りが悪いだけでなく土台となるはずの歯周組織の再生の邪魔をしてしまいます。

そこで、別の組織が入り込まないよう、人工的に作られた膜を張ることで 歯周組織の再生を妨げることなく修復が可能となります。

当初はこの人工膜は治療箇所に残ったままとなるため、術後に再度取り除かないといけないといったデメリットもありましたが、
医療が進んだおかげで、今では「吸収される」膜が開発され 治療も一度で済むといった事も可能となりました。

費用:15000円〜
2008年より、健康保険の適用がされてはあるが クリニックによっては自由診療に含まれるところもある。

②エムドゲイン法

スウェーデンのビオラ社で開発された歯周組織再生誘導材料の1つで 幼豚の歯胚組織から作られていて、現在において最も新しい再生医療材料です。(厚生労働省認可済み)

エムドゲインはジェル状の材質で主成分としてタンパク質の一種が多く含まれています。(エナメルマトリックスタンパク)

タンパク質というのは、子どもの頃に歯が生えてくる際にも重要な役割を担う成分といわれているため、歯の根に塗布することにより 歯が生えてくる際の過程に似た環境の再現が可能です。そのため、歯が萌出した時と同じような強くて頑丈な新付着の働きが期待され、歯周病によって失われた歯を支える骨(歯槽骨)を誘導し、再生を促します。

まず 歯肉を切開し、歯肉内部や歯の根の周囲に付着している歯周病の原因となる歯石やプラークを徹底的に除去していきます。
ここで汚れが少しでも残っていると再発をしたり 骨の再生を邪魔する為、注意が必要です。

除去後 エムドゲインジェルを塗布していき、再び切開した箇所を縫合し傷口の処理を行います。抜歯した時と同じような状態なため 術後は激しいうがいや、縫合箇所のブラッシングを控え後日、抜糸を行います。

エムドゲインでの治療を行う際にはある条件がいくつか必要となります。

・溶けてしまった骨の量
・骨の形態
・歯肉周囲の厚みが適切であるか
・喫煙の有無
・糖尿病などといった全身疾患がないか
・再発防止のためのブラッシングやフロスの使用

歯の周囲の歯槽骨と呼ばれる骨の溶け方が一部だけ欠損している場合(垂直性骨欠損)においては 骨の再生に期待できますが、
全体的に骨が溶けて下がってしまっている場合(水平性骨欠損)においては 重度であるため効果が期待できません。

費用:5〜15万円
厚生労働省の認可がおりていますが、歯科ではあまり保険診療に含まれていないところが多く 自由診療となります。

まだまだ 歯の再生に医療においては研究段階で、「人間の歯」そのものの再生には至っていません。

2017年の現時点では歯槽骨などといった歯周組織の再生のみとなっていますが
2009年にはマウスを使っての完全な歯の再生に成功しているといった研究結果もでています。

この際に行われた実験では胎児のマウスから歯の元となる細胞である「歯胚」というものを取り出し
培養したものを大人のマウスに埋め込むと歯周組織だけでなく歯の完全再生が可能であったというものです。

再生された歯には、物を噛むといった物理的刺激にも耐えうる強固さと刺激を与えた際に起こる痛みに対しての反応も見られたため、
それによって再生歯の神経が脳の神経にもつながっていることが立証されました。

しかし 人間に置き換えて考えると胎児から歯胚を搾取しなければならないといった大きな問題点と、
さらには臓器移植の際にもみられる他の人体からの移植に伴う拒絶反応のリスクも考えられるため今後の課題となっている。

まだまだ動物実験においての研究段階でしかないため、より研究が進むと今後は人体においての適用も可能となるでしょう。

将来、歯の移植も可能??

広島大学病院では 「 ティースバンク」と呼ばれる歯の銀行を設立しています。
何かしらの理由で抜歯した歯や抜け落ちた歯を冷凍保存しておき、
移植をする際に自家歯牙での治療が可能であるといったシステムです。

本来、自分の口の中に生えていた歯を利用するため 移植の際に起こりうる拒絶反応のリスクが低いメリットがあげられます。

ただし、保存できる歯の状態と移植する際に必要な6つの条件があります。

・健康な歯で歯根膜が付着した状態である事
・歯の形態がシンプルで曲がったりしていない
・歯周病や虫歯がない健康的な口腔内環境であること
・移植する患者の顎の骨が健康であること
・乳歯ではないこと
・糖尿病などの全身疾患がない患者であること

保管期間:20年
費用:約13万円
(検査費用、保存料、輸送費)
※保存期間の延長の場合は追加料金がかかる。
※抜歯、移植、血液検査類の料金は含まない

広島大学病院以外でも 全国で提携協力しているクリニックもあるので、ぜひ将来のために歯の冷凍保存をしてみませんか??

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歯が汚いと顔が台無しになります。

たかが歯で?
っと思うかもしれません。

僕は仕事が残業続きで朝は毎日コンビニで
コーヒーを買って飲んでいました。

そのせいで僕の歯は茶色く汚れてきたんです。

ある日、他人の歯が汚れているのが目に入り
「もしかして自分もあんな風に見られてるのか・・」
とゾッとして歯にコンプレックスを持つようになりました。

でも歯磨きではどーすることもできず
歯医者で治療するお金や時間も無い。

僕はもう一生このままなのかと絶望しました。

しかしあることがきっかけで
今では歯の黄ばみの悩みはすっかり消え
歯のコンプレックスから解放されました。

また自分の外見に自信も付き、その結果
おもいっきり笑うことができて毎日が楽しいです。

そして同じ歯の悩みを持つ友達にも
僕の知識を教えたあげたら
ありがたいことにすごい感謝されております。

このことからも
歯医者に行かなくても歯の悩みは解決できるのです。

僕がコンプレックスを解消した秘密は下記リンクからどうぞ
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すずき、歯で人生変わったってよ。


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